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クラウンは外国メーカーと提携せずに前輪独立懸架や低床はしごフレームなど、アメリカ車並の構成を採った最初の純国産乗用車となった。 これをきっかけに、日本の小型トラック市場は、三輪から四輪に移行した。 トヨタ自動車東日本)の技術力で、当時トヨタ車唯一のモノコックボディーを採用してはいたが、既存コンポーネンツの寄せ集めで新味に欠けた初代(T10系)、初期型で強度や耐久性の不足が露呈した2代目(T20系)と、当初は劣勢であったが、「アローライン」スタイルの3代目(T40系)となった翌年の1965年1月、初めてブルーバード(510型系)をかわして国内販売台数で首位となった。